2018年から5Gのサービスが本格的にはじまります。先月にはロゴも決まり、標準化作業も活発になってきております。
5Gと言われているものは、2018年後半に完成するRelease15以降の3GPP仕様のものですが、以前はIMT2020と言われていました。
5Gの特徴は下記になります。
- システム容量を1000倍に(2010年比)
- ピークで10Gbps以上の通信速度
- End to Endで1ms以下の遅延
- 低コスト化、省電力化
技術的には、NOMAやMassive MIMO等が加わるだけで、セルの小型化や周波数帯の増加など運用にて上記の性能を実現します。
ユースケースとしましては下記のようなものがあります。
- VRやARを使ったインタラクティブなコミュニケーション
- 8K映像のストリーミング
- クラウドの膨大なデータ利用
- 低コストIoT製品の利用
弊社では3G/LTEを使った通信プラットフォームの提供をしていますが、今後5Gのモデムを搭載したプラットフォームに移行していきたいと思います。いわゆるIoTに関しては、当面は、Wi-Fi, Bluetooth等のアンライセンス周波数を利用した規格が使われると思いますが、最終的にはやはりライセンス周波数を利用した5Gに収束すると、弊社では考えております。
誰でも利用できるアンライセンスな周波数は、無料で利用できるためコスト的には有利ですが、アクセスしたいときにできないといった品質的な問題が常についてまわります。企業がサービスとして利用するには、いろいろ難しい点があります。
現在、弊社でも利用している3G/LTEモデムは待受で数mA程度の電流、接続中は数百mAの電流を消費するため、利用できる製品は非常に限られています。MQTTで常時接続などありえません。これがBluetooth Low Energyレベルの数uA程度の省電力になると、利用できる製品が広がってくると思われます。
3G, LTEに関するサービス、技術については、弊社にお気軽にお問い合わせください。