Type-4B Tagの説明(★)
[NFCの開発依頼は、フィールドデザインまでお気軽にお問い合わせください。]
Type-4B Tagについて説明していきます。
コマンド
NFCでReader/Writerから空間を流れるコマンドは下記のものがあります。
データアクセスでは、APDUを使ったコマンド体系になっています。なお、APDUではI-block, R-block, S-blockというフレームを使いますが、その識別子(PCB:Protocol Control Byte)は、ISO 14443-3で定義されているコマンドコード(REQA,REQB,etcのコード)と同じ位置に配置されますが、番号がかぶらないようになっています。
コマンド | コード | 説明 |
REQB | 0x05 | Tagを探索する。ATQBでTagが応答する。複数が同時に送るケースもあるが、再度、乱数で遅延させ、最終的には1つになるので問題ない。 |
ATTRIB | 0x1D | ISO-DEP(APDU)の有効化をする。 |
APDU:SELECT | APDU(0xA4) | ファイルを選択する。 |
APDU:READ | APDU(0xB0) | データを読み込む。 |
APDU:WRITE | APDU(0xD6) | データを書き込む。 |
動作
実際のコマンドがどのように流れているのか説明します。
フィールドを生成し、Tagに電力を供給したのち、Tagを検出します。
複数枚のTagが存在している場合もあるので、ATQBにより、通信したいTagの選択をしていきます。
Tagが選択されると、ACTIVE状態になり、ファイルを選択し、読み書きを行います。
Type-4の場合は、ファイルシステムなので、最初にファイルを選択してから、読み書きをします。