NFCの動作モード(★)

[NFCの開発依頼は、フィールドデザインまでお気軽にお問い合わせください。]
 
NFCのユースケースは、基本的には、NFCデバイスからNFCタグを読み書きするものになります。それから派生したものとして、NFCデバイスどうしで通信することや、NFCデバイスが擬似的にNFCタグのようにふるまい、NFCデバイスから読み書きされるなどの動作があります。


NFCデバイス

これらのユースケースをカバーするために、NFCデバイスは、3つの動作モードが規定されています。

モード説明
リーダー/ライターNFCタグに読み書きできるモードです。
P2PNFCデバイスどうしで双方向通信をするモードです。
カードエミュレーションNFCタグの動作を疑似的に行うモードです。通常のNFCタグとは違い、電源は確保されているため、同じコイル形状なら通信距離がタグより伸びます。


NFCタグ

NFCタグには、DynamicタグとStaticタグという種類があります。通常のカード型のものは、電源は必要なく、タグ内部のデータはリーダー/ライターからしか変更できないため、Staticタグと呼ばれています。それに対して、マイコンなどに接続され、タグ内部のデータを動的に変えられる種類のものもあり、Dynamicタグと呼ばれています。Dynamicタグであれば、センサー情報をNFCタグ内部に蓄え、NFCリーダーで読み取らせるなどの動作が可能となります。
当然、カードエミュレーションでは、タグの動作を模しているのでDynamicタグのような動作はできます。